沈丁花の「反日は差別なり」

なぜ日韓関係が悪いのか?その原因は韓国の反日にある。 そして反日とは差別であるということを説明します。 その他中国を始めとする国際ネタ。国内政治ネタも少し触れます。 沈丁花(ちんちょうげ)とはブログ主の子供の頃のあだ名です。それ故に決して(じんちょうげ)とは読まないでください。

北朝鮮

沈丁花の名前で動画チャンネルもやっています。
2月17日更新 ぜひご覧ください。

日本共産党の松竹氏への除名処分は47年前に予言されていた。
「(共産党)松竹氏の除名処分は47年前に予言されていた!」
https://www.youtube.com/watch?v=gaRaQkd_wCY

米朝関係悪化も日本のせい?韓国国会議員の呆れた主張!

 

 

 

ボルトン元補佐官が回顧録を出版

それに反応した韓国国会議員

日本のせいにしても事態は改善しない

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 韓国の国会議員はやっぱりバカだった!

 

 

ボルトン元補佐官の回顧録!

 今年の世界の政治的注目点はアメリカの大統領選挙だろう。

4年に1度行われる世界最高の指導者を選出する選挙。
4年前は本命視されたヒラリークリントン氏が敗北し、
伏兵だったトランプ大統領が選出された。

 

今年はそのトランプ大統領の再選が注目されていた。

 

今年初めまでは再選が有力視されていた

 

トランプ大統領の支持率は底堅く、特に岩盤支持層が一定規模あった。

さらに経済もそれなりに好調で、自身の発言が物議を醸すことを除けば、

それほど問題があるようには思えなかった。

 

 さらにライバル民主党の候補者は地味なバイデン候補だ。

 彼はオバマ政権で副大統領をやっていた経験豊富な政治家ではあるが、
それほど人気のある候補ではなく、事実、民主党予備選では一時撤退が観測されもした。

 


 それがここにきて再選に赤信号がともっている。

 その理由はコロナ対策の失敗だ

 

 アメリカはコロナによって230万人以上の感染者と
12万人以上の死者を出している(6月22日現在)。

これは実数としては世界最多であり、人口比で行っても世界最悪レベルである。

 

 トランプ大統領の自賛はさておき、失政は明らかだ。
多くの死者が出て、さらに国民が自粛を余儀なくされ、経済も落ち込んでいる。

 

 トランプ大統領が再選する理由の一つが良好な経済だったので、

その経済が落ち込んでいることは大統領にとって逆風だろう。

 

 

 

 そしてここにきてまたしても逆風が起きそうだ。

 それが元補佐官の暴露だ!

 


 その主はボルトン元補佐官

 アメリカのタカ派政治家であり、ネオコンの一員だ。

 

 ボルトン氏はトランプ大統領の傍にいた。

 そのため内情をよく知る立場にあるが、
その内容はあまりトランプ大統領に有利ではないようだ。


 そのため出版を阻止しようとしたが、裁判所には却下された

 つまり出版が認められたのだ。現地時間の6月23日に出版されるという。

 

 

 

ところでこの本は各方面にハレーションを引き起こしている。

 最近までホワイトハウスの高官だったのだから仕方がないが、
現在の国際政治に直接影響を与えるようだ。

 

 ところでその影響は意外なところに飛び火した。

 それは日本と韓国に関することだ

 

 

 

 

 

米朝会談失敗は日本の責任?

 因みにこの回顧録はまだ発売されていないが、
いくつかのメディアで内容が取り上げられている。

 そのため各所にハレーションを起しているのだが、
その中には朝鮮半島とアメリカの関係が書いてあるとのこと。

 

 

 その回顧録の一部に韓国の国会議員が飛びついた。

 

 その議員は韓国与党の「共に民主党」のソン・ヨンギル議員。

彼が自身のフェイスブックに書き込んだのだ。

 

その内容は「南北朝鮮とアメリカの関係改善を日本が邪魔をした」というもの。

 

ボルトン元米国国家安保補佐官「日本は、南北と米国が親しくなるのを妨害」
…ソン・ヨンギル議員「やはり日本」

 

ソン・ヨンギル(宋永吉)共に民主党議員は21日、「日本は朝鮮半島の平和よりも政治的・軍事的対立と緊張、また韓国と北朝鮮の統一よりも分断が自分たちの利益と合致し、そのために一貫して行動していることをボルトン元米国国家安全保障補佐官が書いた回顧録で改めて確認する」と明らかにした。

 

 

 彼は日本が朝鮮半島の平和より緊張状態の方を望んでいるとして、
分断状態が継続するように一貫して行動していると主張する。

 

 それをボルトン回顧録の中に読みとったそうだ。

 

 

 先に書いたように、この回顧録はまだ出版されていない。

 それにも関わらず、先走ってこのようなことを書くとは随分拙速に思う。

 

 

 しかしそれに関わらず、このようなことを書くのは

ソン・ヨンギル議員にとって都合の良い内容だったからだろう。

 

 つまり日本の責任だ…という主張ができるからだろう。

 

 

 

 与党「共に民主党」は文在寅大統領の出身母体である。

そのため左派的、親北朝鮮傾向が強く、反共的な保守層とは対立している。

 

 文大統領の大きな外交上の成果と言えば、南北関係を改善したことだ。

文大統領就任時の2017年こそ、北朝鮮はミサイル実験を繰り返したが、

2018年からは蜜月関係になった。

 

 文大統領は北朝鮮の金正恩委員長と3回も首脳会談を行い、緊張緩和を印象付けた。
そしてトランプ大統領との仲介を行い、史上初めての米朝首脳会談に結び付けた。

 

 

 このため南北関係および米朝関係改善は文政権および共に民主党にとって
最大のセールスポイントとなっている。

 

 

 しかし現在その功績は色褪せている

 

 2019年2月のベトナムハノイでの米朝首脳会談では非核化を巡って両者は決裂。
それで緊張緩和ムードは一気に萎んだ。

 北朝鮮の望んだ経済制裁緩和は実現せず、それによって韓国も開城工業団地や
金剛山観光事業の再開ができずじまいとなっている。

 

 これらは北朝鮮が大いに期待した成果だった

 

 

 そのことに関して北朝鮮は文大統領の不信感を持っているとされる。

 文大統領は金正恩委員長に対して、一部の核実験施設の完全閉鎖をすれば、
アメリカは経済制裁を解除すると入地恵していたようだ。

 

 しかしアメリカはすべての核兵器の完全排除を主張。そして破談に至った。

 

 このようにハノイの決裂には文大統領の勇み足があったと指摘されている。

 

 

 しかしボルトン回顧録ではこの部分で、日本の暗躍があったことを指摘している。

 先の記事の中でもボルトン氏は

 

日本は、南北と米国が親しくなるのを妨害しようとした


と述べたとされる。

 

 

それを捉えてソン議員はこう結論付ける。


20192月のハノイ米朝首脳会談が決裂したのは、このような日本の態度と米国内の強硬派によるものだ」と批判した。

 

 

 つまり日本が南北関係の改善を望まず、妨害したために、
昨年2月のハノイ会談が破断したというのだ。

 

 筆者はこの記事を読んで思った。

 

 アホか?

 

 

 

 

現実逃避する韓国議員!

 日本人とって朝鮮半島の平和は歓迎すべきことであり、反対する理由はない。
それ故に邪魔立てする意味は無い。

 

 なんで日本の傍の半島から戦火がなくなることに、日本政府が反対する必要があるのか?

 

 

 先の記事の中でも朝鮮戦争の時に日本は復活の基礎を築いたことをソン議員は指摘している。

しかし当時と違い、現在では中国はもちろん北朝鮮も核兵器を保有している

このような状況で半島の両国が争えば、その飛び火が日本に及ぶことは自明だ。
それなのに日本は朝鮮半島が争うことを望むと本当に思っているのだろうか?

 

また当時は核兵器を運搬するのも大変だった。

それ故に日本への原爆投下も飛行機で行われたのだ。

 

1949年にはソ連が核実験を成功させ、それにより核攻撃ができるようになっていても、
飛行機から投下させなければならない。

北朝鮮やソ連管内から、飛行機を日本まで飛ばし、原爆投下するなど夢想だにできなかった。

 

 

しかし現在では核ミサイルが存在する。北朝鮮のミサイルは日本全土を射程に入れている。

つまり朝鮮戦争が再発すれば、在日米軍の参戦を危惧した北朝鮮は
日本に向けて核ミサイルを発射させる可能性があるのだ。

 

そういう危険性を冒してまで、半島での混乱を日本が望むと考えているのだろうか?

 

 

そういう意味でもバカとしか言いようがない

 

 

 ソン議員の言説には現実逃避が含まれている

 つまり米朝会談がうまく行かず、南北関係もギクシャクしているその焦りが原因だ。

 

 うまく行かないと何かのせいにしたくなる。

 そこで彼らの得意な「反日」によって、日本の責任に結び付けたい。

 

 それでたまたま発売されたボルトン氏の回顧録の記述に飛びついたんだろう。

 

 

 ただうまく行かないのを他国のせいにしたところで、
南北関係が改善する訳がないことは理解しておくべきだ。

 

 

 

 

 

もしボルトン氏の発言が事実なら!

 ところでもしボルトン氏の発言が事実であれば、韓国は少し考えるべきではないか?

 

 つまり昨年2月のベトナムハノイでの米朝会談が決裂した裏には日本の暗躍があったのだろう?

 じゃあそんな日本を敵に回す韓国はバカじゃないか?

 

 

 米朝会談に前のめりなトランプ政権に日本は釘を刺したことは十分考えられる。
ボルトン氏も言うようにトランプ大統領は自身の再選しか興味はない。

 そのため朝鮮戦争の終結という手柄を手にしたいと思っていただろう。

 

 しかし日本にとっては飲めない相談だ!

 

 一部の核実験場の完全廃棄をしても、核兵器は残る。それなら日本への脅威は減らない。
それで経済制裁を解除してしまえば、彼らを交渉のテーブルにつける推進力を無くしてしまう。

 

 だから日本はトランプ大統領に働きかけて、安易に妥協しないように進言しただろう。

 

 それは事実だ!

 

 しかしそれだけでアメリカが頑なになったとは考えにくい。

 元々すべての核兵器を廃棄することが、関係改善の前提だった。

それを文大統領が交渉に前のめりになり、金委員長に迎合したことが破断の真相だろう。

 

 

 

 話を戻すと、もし日本の暗躍が破談の理由なら、日本の影響力は非常に大きいことになる。
今後も韓国政府が南北関係の改善を進めていくためには、日本を味方に付ける必要が出てくる。

 

 日本が暗躍をすると南北関係が悪化するなら、南北関係改善のためには、
まず日韓関係を改善する必要があることになる。

 

 

 南北関係を推進するために、日韓関係を改善する。

 それが韓国政府の、そして南北改善を求める韓国与党の行うべき道ではないか?

 

 

 

 しかしこのようなことをやっているのなら、それも難しいだろう。


 

韓国政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に端島(別名・軍艦島)など日本の近代産業施設23カ所に対する世界遺産登録の取り消しを求める内容を盛り込んだ書簡を朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官の名義で発送することにした。

赤字は筆者

 

 

 

 今回のことは文政権が、そして韓国の政権与党が南北関係の進展が行き詰まっていることに困惑し、現実逃避し、そして日本のせいにすることで安心しようという、いつもの韓国の姿勢が見える。

 

 しかしそんなことを言っていても、

南北関係の悪化は止めどもなく進んでいる。

 

 こんなことをしていれば、

朝鮮半島の統一は絶対ないだろう

 

 

 

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

韓国政府の脱北者弾圧 被害者中心主義の嘘!

 

 

 

朝鮮半島で対立が激化!

そして韓国政府は脱北者を弾圧する

彼らの被害者中心主義とは嘘だった。

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 韓国の被害者中心主義の正体!

 

 

北朝鮮の反発!

 現在、朝鮮半島が揺れている。

 韓国に対して北朝鮮の反発が激しくなっている。

 

 北朝鮮の指導者といえば金正恩である。

 ところで最近ナンバー2として台頭してきているのが金与正(キムヨジョン)
彼女は金正恩の妹であり、兄の金正恩から絶大な信頼を得ている人物だ。


 

 

彼女が注目されたのは2018年の平昌オリンピックの時。
北朝鮮はその前年にミサイル発射を繰り返して国際社会に挑発を繰り返していた。

 

しかし2018年に入ると態度を軟化させて微笑み外交を推進した。
平昌オリンピックに選手団を派遣して、そこで韓国と北朝鮮は合同行進をした。
その時、金正恩の名代として派遣されたのが妹である金与正である。

 

彼女は韓国で笑顔を振りまき、朝鮮半島に明るい未来を感じさせた


 

 

 

 しかし現在ではその対応を一変させた。

 微笑から、むしろ対韓強硬派としての一面をみせている

 

 

 6月4日北朝鮮の機関紙「労働新聞」は金与正第一副部長の談話を載せた。
その内容は韓国政府に対して、脱北者の団体が行っている
対北ビラの散布を中止するよう要求した


 

金副部長は「軍事境界線一帯でのビラ散布など、すべての敵対行為を禁止することにした板門店(パンムンジョム)宣言と軍事合意書条項を知らないとは言うことはできない」としながら「6・15(南北共同宣言)20周年を迎えようという矢先にこのような行為が『個人の自由』『表現の自由』として放置されるなら、南朝鮮は遠からず最悪の局面まで見通さなければならなくなるだろう」と警告した。金副部長はビラ散布を阻止する法の制定や取り締まりに出るよう要求したりもした

 ※赤字は筆者

 

 

 韓国にある脱北団体は北朝鮮の同胞に向って、自分たちの主張をビラにまとめ、
風船に括り付けて38度線から飛ばしている。

 これに対して北朝鮮が反発しているのだ。

 

 

 そして韓国政府が対応しないのなら、これまでの南北交流の象徴である開城工業団地の
完全撤去か南北共同連絡事務所の閉鎖をすると脅している。

 

 

 しかし仮にも民主国家である韓国に対して、ビラ配布という表現活動を
“法律を作って取り締まれ”というのは常軌を逸している。

 こんなことを飲めるはずはない

 


 

 と…思ったら、なんと韓国政府は脱北者団体を告発し、
団体の「法人許可を取り消す」と言明した

 

北朝鮮が対北朝鮮ビラを問題にして対南威嚇と南北関係断絶に出たことを受け、統一部は10日、北朝鮮にビラを散布した脱北者団体の自由北朝鮮運動連合とクンセムを警察に告発し法人設立認可を取り消すという方針を発表した

赤字は筆者

 

 

 この統一部とは韓国政府の南北関係を統括する部署だ。その統一部がビラの配布を理由に
脱北者団体を警察に告発し、法人許可を取り消すというのだ。

 

 民主国家とは思えない常軌を逸した行動だと思うのは筆者だけではないだろう。

 

 

 この対応に対して、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は
「北の脅しに平身低頭」しているとして非難している


 

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は11日、韓国政府が北朝鮮にビラを飛ばした二つの脱北者団体を刑事告発したことをめぐり、韓国政府は北朝鮮の脅しに「平身低頭」しており、人権派弁護士出身の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領とその政権が北朝鮮人のために全く立ち上がろうとしないのは「恥ずべきこと」だと非難した

赤字は筆者

 

 

 

 確かに韓国軍事政権と戦い、民主化を勝ち取った文在寅大統領としては
北朝鮮という独裁政権に迎合するのは不可解だ。

 

 しかし実際には不可解ではない。その理由は前回のブログをご覧ください。

 

 今回は別の問題を指摘したい。

 それは韓国政府の言う「被害者中心主義」がデタラメである、ということだ。

 

 

 

 

 

慰安婦の日韓合意の破棄!

 現在の文在寅大統領は2017年5月に就任した。

 本当はもう少し後に選挙があり、(当選した場合)就任するのは2018年に入ってからだった。

 それが変わったのは朴槿恵大統領の弾劾が成立したからだ。

 

 

 朴大統領は前年12月に弾劾決議が可決され、そして翌年に弾劾が成立した。

 それによって大統領を失職し、次の大統領が選ばれることとなる。

 

 その時に選ばれたのが現在の文大統領だ。

 

 文大統領が選ばれる選挙で争点になったのは色々あるが、

その一つが慰安婦の日韓合意だった。

 

 日韓合意とは日韓間でこじれた慰安婦問題。これを解決するために
日本の安倍首相と韓国の朴槿恵大統領の間で合意したものだ。

 そして2015年の年末に韓国のユンビョンセ外相と日本の岸田外相の間で共同発表された。

 

 これは当時から反発があった

 特に現在物議を醸している慰安婦団体「正義記憶連帯(当時は挺対協)」は
「これでは問題は解決できない」として反対を鮮明にしていた。

 

 因みに多くの元慰安婦は日韓合意を受け入れているが、
慰安婦というメシの種が無くなることを恐れた慰安婦団体が
運動をして悪化させたのが実情のようだ。

 

 そしてこの日韓合意は大統領候補だった5人すべてが
「破棄」もしくは「再交渉」と述べていた。

 

 そして文在寅氏が大統領に当選した。その後、日韓合意は実質的に「破棄」された。
その時の「被害者中心主義ではない」だった。

文大統領は「破棄しない」と明言しているが、受け皿になる財団を解散している以上、
「実質的に破棄」していると見做すのが日本側の見方だ。

 

 

 つまり被害者が納得する解決策ではない、ということだ。

 

 慰安婦は被害者であり、その被害者が納得していない解決策は解決策ではない。
そして解決していない以上、慰安婦問題は現在でも続いている。

 

 こういう考えだ

 

 長い民主化闘争を経て、大統領にまで辿り着いた文在寅氏からすると、
被害を受けた人が納得しない解決策には抵抗があるのだろうか?

 

 そういう好意的解釈もあり得るが、実際にはそうではない

 

 なぜなら慰安婦が被害者であり、その被害者が納得していない解決法というが、
そのほとんど(約7割)の元慰安婦は日韓合意に賛成しているからだ。

 

 被害者が容認している日韓合意を、自分たちの飯の種が無くなるからと
否定しているのが慰安婦団体である正義記憶連帯(元挺対協)である


 

 

 被害者中心主義と言いながら、日韓合意を受け入れている被害者の意向を
蔑ろにしている韓国政府および慰安婦団体。

 

これがほんとうに被害者中心主義と言えるのだろうか?

 

 

 そしてその考えは慰安婦だけではなくほかのケースを見ればよりハッキリする。
つまり先に取り上げた脱北者団体への対応だ。

 

 

 

 

 

脱北者は被害者!

 元慰安婦に対して被害者中心主義というのなら、
それ以外の被害者に対しても被害者中心主義と言わなければならない。

そうでなければダブルスタンダードだろう。

 

しかし韓国政府=文政権は別のケース

被害者中心主義から外れた行動をとっている。

 

 

先に見たように文政権は脱北者団体を弾圧している。

 

脱北者が北朝鮮人民に真実を知らせ、目を覚まさせようとしているのに、
そのためのビラ配布を阻止し、団体の法人格を取り消そうとしている。

そして法律(南北交流協力法など)を使って罰しようとさえしている。

 

 

しかし脱北者は被害者ではないのか?

 

脱北者は北朝鮮の圧政を逃れ、韓国に亡命した人たちだ。

韓国の法律では北朝鮮も自国の領土となっている。

それ故に北朝鮮人民も自国民と同様だ。

 

その自国民が北朝鮮の圧政に苦しみ、自分たちが住んでいた土地を逃げ出し、
(多くの場合)家族を置いて韓国に亡命したのだ。

 

彼らだって生まれ故郷を捨てたくないだろう。

しかし北朝鮮にいれば命の危険性があるので、やむにやまれず韓国に亡命したのだ。

 

北朝鮮の圧政の犠牲者。つまり被害者。

それが脱北者ではないのか?

 

 

その被害者を蔑ろにしているのが韓国政府である。

彼らは被害者中心主義と言いながら、脱北者に対しては全く違う行動をとっている。

 

 

被害者(脱北者)ではなく、加害者(北朝鮮政府)の側に立ち、

彼らの要求に従って、被害者を弾圧している。

 

これのどこが被害者中心主義なのだろうか?

 

 

本来、文政権のやることは脱北者に寄り添うことだ。

北朝鮮という独裁政権の犠牲者となっている犠牲者、

被害者である脱北者に寄り添い、彼らの立場に立って支えること。

 

それが文政権のやるべきことだ

 

 

大体、文在寅大統領自らは専制政治に反発していたのではないか?

そしてその政権と戦って、それを打倒して民主国会を作り上げてきたのではないか?

 

そういう意味では脱北者に親近感を持てるのが、韓国の民主化闘争をしていた人たちだろう。

 

そして当時の民主化闘争をしていた人は、
外国を拠点として韓国の民主化に努力していたのではないか?

 

例えば金大中氏

彼は日本統治時代に生まれ、堪能な日本語を使える人物だった。

その彼は日本やアメリカで活動し、そこで民衆化支援を訴えていた。

その活動が当局に疎まれて金大中事件などが起きたが、
それも日本での活動が効果を発揮していた証拠である。


 

そういう意味では韓国の民主化とは、
外国の援助によって支えられていた部分もあるのではないか?

 

文大統領は、その金大中氏を尊敬している。そして多くの韓国の従北派=左派も
金大中氏に親近感を持っている。

 

 

しかし日本が韓国の民主化を支えたのと裏腹に、韓国の左派は脱北者団体を弾圧している。
それも北朝鮮の脅しに屈服する形で…。

 

 

これが被害者中心主義だろうか?

 

 

韓国の被害者中心主義とはご都合主義にすぎない。

そして彼らの民主化闘争とは民主化を求めているのではなく、
左翼運動であることが明らかだ。

 

左翼運動、つまり共産主義に親近感を持つ運動であり、
それ故に民主化とはあくまで「旧西側陣営の権力」に対する反対であり、
左派政権ができるや否や、自由のための戦いを弾圧するようになる。

 

もう一度言おう。

被害者中心主義とはご都合主義に過ぎないのだ

 

 

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

「北へのビラ配布をやめさせます」韓国の文在寅政権はどうして北朝鮮に弱腰か?

 

 

 

死角がないと思われる韓国の文在寅大統領

しかしその奥で苦悩が見える。

それは彼の自業自得だった。

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 韓国の文在寅政権が大切にしているものとは?

 

 

現在の韓国大統領の状況!

 今年に入る時、韓国における最大の政治日程と言えば、国会議員選挙だった。

日本では2院制(衆議院と参議院)であったが、韓国は1院制である。
つまり1つの選挙で大きく政治勢力が変わることとなる。

 

 韓国の大統領には再選規定がない。
それ故に任期の後半になると急速に求心力が低下する。

 韓国大統領はやめると悲惨な立場に置かれることがある。
逮捕されたり、自殺をしたり。例えば前大統領の朴槿恵は任期満了の前に弾劾された。
現在では拘留され、裁きの火を待っている状態だ。

 またその前の大統領である李明博も同様に逮捕されている。

 

 またその前の大統領である盧武鉉は大統領退任後に自殺した。

 これは自身への逮捕が差し迫っていることを危惧したためとも言われている。

 

 

 現在の文在寅(ムンジェイン)大統領はその辺りのことを危惧し、
4月の国会議員選挙に注力していた。

 もしこの選挙に負けるようなことがあれば、後半の求心力を維持できないどころか、
任期途中での弾劾も視野に入ってくるからだ。

 

 

 事実、前大統領の朴槿恵は2016年4月の国会議員選挙で敗北した後に、
求心力を落とし、その年の12月に弾劾決議を可決されることとなる。

 

 

 だから国会議員選挙では何としても負けるわけにはいかない。

そう考えて対策を練ってきていた。

 

 

そして結果は文大統領の与党「共に民主党」が大勝した。

韓国国会は1院で300議席を争うが、その約60%を獲得した圧勝だった。

 

 

その理由は新型肺炎対策が世界から称賛されたためだった。

 

 

韓国では新型肺炎の感染を抑え込むことに成功し、欧米諸国のような状況にはならなかった。
世界各国が万単位の死者を出すような状況をしり目に、経済活動の復興に結び付けた。

 

 

それが文大統領の支持率増に結び付いたのだ。

 

それまではむしろ韓国内の支持率が低迷していた。

特に昨年に自身の最側近だったチョグク氏が逮捕された事件を巡り、
支持と不支持が逆転する現象が見られた


 

 

それが一転して選挙に対象という状況になった。

一説では任期終了時まで求心力を維持し続けると言われ、
文大統領の憂いは無くなった…はずだった

 

 

しかし現実はそうでもないようだ。

 

 

実は最近、徐々に支持率が低下している


 

 

この要因は2つ考えられる。

1つは慰安婦団体と元慰安婦の対立。もう1つは対北朝鮮対策だ。

 

 

 

 

 

元慰安婦の慰安婦団体批判!

 日韓間で長年大きな問題となっていた慰安婦問題。

 この問題において、長年二人三脚で歩んできていた元慰安婦の李容洙氏が
慰安婦団体「正義記憶連帯」(元挺対協)および
その前代表尹美香(ユンミヒャン)を批判した。

 


 李容洙曰く「長年騙されるだけ騙されて来た」ということだ。

 実は以前から慰安婦団体は慰安婦問題の解決のためではなく、
解決を邪魔しようとしているという批判はあった。

 

 今回もその文脈からの批判もあり、例えば2015年の日韓合意にも関与した
韓国政府の元高官千英宇(チョンヨンウ)氏は
尹美香氏に日韓合意の内容を伝えた時のことを以下のように語る


 

「このような方法で妥結する場合、挺対協は支持まではしなくても、反対はしないで欲しいと要請した。そして元慰安婦が生きている間にこれより良い解決を期待することは現実的に難しいという話もした。私は慰安婦問題がこのような形でも解決されれば挺対協が喜ぶと思ったが、尹前理事長の顔はとても困惑している様子だった。私が純粋すぎたのだ。挺対協が純粋な気持ちで元慰安婦の利益を代弁していると思っていたが、尹前理事長の表情を見て『ああ、挺対協と元慰安婦の利害関係が違うこともあるのだ』と私は悟った。この解決法は元慰安婦にとって悪いことではないが、挺対協としては、仕事が無くなるのだから組織を閉める準備しろという死刑宣告と同じなのだ。尹前理事長が喜ぶと私は勘違いしていた。」

 ※赤字は筆者

 

 

 このように慰安婦団体は元慰安婦を使って慰安婦問題を解決するのではなく、
むしろ日韓関係を悪化させようとしているように思う。

 

 そして元慰安婦から批判されている尹美香こそ、先の国家議員選挙で
与党「共に民主党」から出馬した人物だった。

 

 

 つまり文大統領にとっては、慰安婦問題の被害者から訴えられている人物を身内に抱えたことになった。そして現在でもリーダーシップを発揮するでもなく、この問題に対して黙して語っていない。

 

 元慰安婦は韓国国内で神聖視されている存在だ。

 特に李容洙氏はその中でも活発に活動していた人で、世界的にも著名な方である。

 その李氏に批判された正義記憶連帯は現在韓国国内から厳しい視線が注がれている。

 

 それに対してリーダーシップを発揮しない文大統領にも、韓国国民は疑いの目を向けている。

 

 

 

 

 

北朝鮮の対南強硬路線!

 しかし一方ではこの問題は元慰安婦と慰安婦団体の内紛、
もしくは慰安婦団体の会計上問題に過ぎない。

 もちろんそんな人物を公認した与党の責任は免れないが、
尹氏の出馬には文大統領が積極的に関わった訳ではない。

 

 そういう意味では直接的に文大統領の責任が問われるものではない。

 

 しかしもう1つの問題、北朝鮮の対南強硬路線は、韓国政府が深くかかわってきた問題だ。

 


 6月4日北朝鮮の機関紙「労働新聞」は金与正第一副部長の談話を載せた。
その内容は韓国政府に、脱北者の団体が行う対北ビラの散布を中止するよう要求した


 

金副部長は「軍事境界線一帯でのビラ散布など、すべての敵対行為を禁止することにした板門店(パンムンジョム)宣言と軍事合意書条項を知らないとは言うことはできない」としながら「6・15(南北共同宣言)20周年を迎えようという矢先にこのような行為が『個人の自由』『表現の自由』として放置されるなら、南朝鮮は遠からず最悪の局面まで見通さなければならなくなるだろう」と警告した。金副部長はビラ散布を阻止する法の制定や取り締まりに出るよう要求したりもした

 ※赤字は筆者

 

 

 韓国にある脱北団体は北朝鮮の同胞に向って、自分たちの主張をビラにまとめ、
風船に括り付けて38度線から飛ばしている。

 これに対して北朝鮮が反発しているのだ。

 

 

 そして韓国政府が対応しないのなら、これまでの南北交流の象徴である
開城工業団地の完全撤去か南北共同連絡事務所の閉鎖をすると脅している。

 

 

 しかし仮にも民主国家である韓国に対して、ビラ配布という表現活動を
“法律を作って取り締まれ”というのは常軌を逸している。

 

 こんなことを飲めるはずはない

 

 と…思ったら、なんと韓国政府は北朝鮮の立場を考慮するという談話を発表する

 

統一部の呂尚基(ヨ・サンギ)報道官はこの日の記者会見で「ビラ散布が境界地域の緊張要素につながった事例に注目し、何回もビラ散布中断に対する措置を取ってきた」とし「境界地域の国民の生命と財産に脅威を招く行為は中断されるべきだ」と明らかにした。

赤字は筆者

 

 

 この統一部とは韓国政府の南北関係を統括する部署だ。その統一部がビラの配布を
「緊張要素」であると認め、「中断されるべき」と述べる。

 

 それも労働新聞が談話を載せてからたった4時間半後にこのような発表をしている。

 

 まるで打ち合わせをしていたかのようなタイミングだ。

 

 

 日本から見ると、韓国政府は北朝鮮に弱腰のように見える。

 彼らが開城工業団地を完全撤去しようが、金剛山観光事業を中止(これは以前から)しようが、全く関係ないだろう。

 むしろ経済的な苦境は北朝鮮の方が深刻なのだから、

「放っておけばよい」とさえ思える。

 

 しかしそうはいかないのだ!

 韓国政府には北朝鮮との関係を悪化させてはならない事情がある。

 

 

 

 

 

文在寅政権の事情!

 文政権は従北派の人が多いと言われる。

 つまり北朝鮮と連携しようという人が多いということだ。

 

 これは民主化闘争をしていた人が多いからでもある。

 

 韓国では1987年に民主化をした。
それまでは軍事政権が続き、人権は厳しく制限されていた。
一説には「西側最悪」と言われる人権侵害国家だった。

 

 その軍事政権と対決していたのが韓国の民主化勢力であった。

 そして現在の文大統領こそ、それを体現してきた人でもある。


 

 文在寅大統領は民主化勢力の出身者だった。

 

 彼は人権派弁護士として、同じく人権は弁護士だった
のちの大統領盧武鉉(ノムヒョン)の側近として活動していた。

 そしてその盧武鉉が大統領辞任後に自殺すると、
その遺志を継ぐように政治家として頭角を現すようになった。

 

 

 そして一度は大東慮選挙に敗北(2012年 相手は朴槿恵)したが、
再度カムバックして大統領選挙に当選した。

 

 

 そして民主化勢力出身者とは多かれ少なかれ、このような経歴を持っていた。

 

 

 

 ところで軍事政権と激しく対峙してきた経験を持つ民主化勢力であるが、

なぜか北朝鮮の独裁政権とは馴れ合いの構造が見られる。

 

 本来、韓国の軍事政権と激しく対決した経歴があれば、
同じく北朝鮮人民を抑圧している北朝鮮当局を批判するべきである。

 

 しかし彼らにはそういう傾向はみられない

 

 

 先の北へのビラ配布についても、本来なら北の同胞を弾圧している当局に対する行為なので、
文政権としては援助しても良いくらいだ。

 

 彼らは慰安婦問題でも、2015年の日韓合意を「被害者中心主義ではない」として批判しているが、事実は被害者を蔑ろにしていたのは慰安婦団体だった。
先に引用した元慰安婦の李容洙氏もその旨述べている。

 

 同じく北朝鮮当局の被害者である北朝鮮人民に正しい情報を伝えようとするビラ配布に対して
韓国政府が冷淡なのはどうしてか?

 

 

 それは文政権の重視するポイントが違うからだ

 

 

 文政権は従北派である

 そして彼らが対決していたのは韓国の軍事政権だった。

 その軍事政権を引き継いでいるのが、韓国の保守派だ。

 

 

 つまり文政権の敵とは韓国の保守派である

 文政権にとって北朝鮮は敵ではない。むしろ対保守派からすると味方である。

それ故に文政権にとっては北朝鮮批判をしにくい状態なのだ。

 

 

 そして対保守派から文政権の外交方針は対北朝鮮宥和である。

 北朝鮮と宥和することが最優先事項となっている。

 

 そのために対米や対日は二の次となっている。

 そして対北朝鮮との関係を阻害するのなら、むしろ日米と対立することも厭わない。

 

 それ故に北朝鮮への経済制裁を解除するように働きかけたりしている。

 

 

 彼らの優先することは北朝鮮との関係改善だ。

 それを阻害するようなこと(例えば今回のビラ配布など)は排除されなければならない。

 

 

 ところで先に筆者は「文政権にとっては北朝鮮批判はしにくい状態」と書いた。

 それは対北朝鮮という文脈だけではない。

 


 保守派という観点から理解するべきだ

 

 先に書いたように韓国では軍事政権が民主化勢力を弾圧していた。
そしてその主敵は北朝鮮だった。

 

 韓国では対北朝鮮戦略は長年、中心的な議題だった。

 

1972年日本で沖縄返還が行われた時、韓国の朴正煕政権は大反対した。

その理由は沖縄の米軍が縮小されると、韓国への軍事支援が弱まり、
ひいては北朝鮮の脅威への備えに支障が出るからだ。

 

そのため日米では韓国支援を約束することとなる。

 

それほどまでに北朝鮮に脅威を感じていた。それが韓国の軍事政権だった。

そしてその軍事政権=保守派の外交政策を否定するためには、
彼らが否定してきた北朝鮮と宥和することが必要だった。

 

 

 つまり文政権の対北宥和路線とは、保守派に対するがらせだ

 保守派の嫌がることをやり、彼らの考えを否定するために北朝鮮と宥和しなければならない。

 

 北朝鮮と宥和して、

 「ほらっ、北朝鮮とは仲良くできるだろ」

 「当時の当局は間違っていただろ」

 

 これが文政権の求めることなのだ。

 

 

 韓国文政権の外交政策。
これは韓国の国益から出ているものではなく、自身の意趣返しのために、
韓国の保守派を否定したいがために行われているものなのだ。

 

 

 そしてその足元を見ているのが北朝鮮だ。

 

 北朝鮮は韓国の文政権が影響力を回復したのを知っている。

 その影響力を自身の国益のために利用しようとしている。

 

 韓国の保守派を憎み、否定しようとする文政権。
そのために北朝鮮と宥和する必要性がある足元を見越して、
要求を強めているのが現状なのだ。

 そして北朝鮮の強硬要求に苦しめられているのが文政権だ。

 

 

 韓国の文在寅大統領が大切にしているもの。

 それは対北朝鮮宥和ではなく、国内の対保守派否定なのだ

 

 それが故に北朝鮮宥和はやめられない

 その足元を見て、要求レベルを引き上げている北朝鮮。

 

 

 文政権の苦悩とは自業自得によって起きているのだ。

 

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

韓国は、北朝鮮から完全に無視されている

 
 
久しぶりの北朝鮮のミサイル発射
北朝鮮は、挑発を再開した。
韓国は、北朝鮮から完全に無視されている
――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 
 
 文在寅大統領は、北朝鮮から無視されている。
 
 
ミサイル発射!
 昨年来の南北及び米朝改善傾向に逆行する動きである。
 令和が始まって4日目、5月4日に北朝鮮がミサイルを発射した。2016年には何度も発射事件を行ってきたが、昨年は改善ムードもあり自粛してきた。
 
 しかし久しぶりのミサイル発射となった。
 
 
 当初、韓国政府は「ミサイル発射」と発表したが、すぐに発射体と変えた。これはミサイル発射の場合は「南北合意違反」になる可能性があるので、「ミサイル」という言葉を使えなかったようだ
 
韓国政府は4日、北朝鮮の短距離発射体の発射と関連して関係閣僚会議を開き韓半島(朝鮮半島)での軍事的緊張を高めさせる行為を中断することを促した。
赤字は筆者
 
 
 
このように北朝鮮に気を使うのは、もちろん韓国の文在寅政権が従北派だからだ。北朝鮮こそが最優先課題であり、同盟国のアメリカも、そして隣国日本も二の次だ(というより文大統領の意識からは「敵」だろうか?)。
 
 
今回のミサイルは70~200kmという射程距離であり、
 
 
そしてここまで蔑ろにされても、北朝鮮への忖度をし続ける韓国政府は、やはり異常な政権であるといえるだろう。
 
 
 
 
 
北朝鮮の挑発再開!
北朝鮮は昨年から平和攻勢をかけていた。平昌オリンピックには金正恩の妹の金与正(キムヨジョン)を韓国に派遣し、板門店で南北首脳会談を開催し、さらに史上初めての米朝首脳会談を行った。
 
当時は緊張緩和がわれていた
 
 
しかしそれも偽装だった。
今年2月、2回目の米朝首脳会談が破綻すると、北朝鮮は態度を硬化させていった。どうやら北朝鮮は、アメリカが完全な非核化をしなくても経済制裁を緩和すると読んでいたようだが、それは完全な読み違いだった。
 
アメリカは完全な非核化を求め、米朝首脳会談は決裂。わざわざベトナムのハノイまで出向いて行った金正恩も手ぶらで帰国することとなった。
 
 
その後、ロシアに接近するも、ほとんど成果は上がらず、むしろプーチン大統領からは「完全な非核化」を求められる始末だった。
 

 
 
つまり北朝鮮は経済制裁解除の見通しは立たない、八方塞がりの状況にある。そのため緊張感を煽り、アメリカを交渉のテーブルに引き戻すため、また自国内の締め付けのためにミサイル発射を行ったとみられる。
 
 
 そしてこれはこれまでの融和路線からの決別を意味する。

 ミサイル発射をした後で、アメリカが譲歩することは100%無い。むしろトランプ大統領の顔を潰す行為だ。
 それ故に反応がない、もしくは反発を強めるアメリカを引き込むために、さらなる挑発行為をするだろう。
 
 
 
 
 
文大統領の仲介は限界!
 困ったのは文在寅大統領だ。
 
 彼の優先順位は北朝鮮であり、南北の緊張緩和が全てだった。実際は緊張緩和など空想であり、韓国はアメリカとの交渉窓口に使われたに過ぎない。
 
 対米交渉ができれば、韓国など必要ないのだ。
 
 
 今回のミサイルは先程書いたように、射程距離は70~200kmだ。
つまり韓国を標的にした挑発である。
 
 
 このミサイルではアメリカはもちろん、日本にも届かない。それ故に韓国を想定した挑発以外何物でもない。
 
 
 散々北朝鮮に便宜を計っておきながら、北朝鮮からの返礼がこれなのだ。
文大統領もきたい気分だろう。
 
 
 先に書いたように、韓国は北朝鮮におもね「発射体」と言い、「ミサイル」という言葉を使わなかった。それ程気を使っても、北朝鮮は関係ないようだ。
  

 
 
 ミサイルの写真を公開した。
それも金正恩が現場で指揮していた…と(笑)。
 
 
 韓国は北朝鮮から完全に無視されている。この扱いが全てを示している。
 
 
 
 
 
 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

韓国政府のウソ!メッセージは託されたか?

 
 
韓国の文在寅大統領がメッセージを伝える?
未だに仲介者に色気
これは韓国のウソだ!
――――――――――――――――――――――――――――――
 
 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 
 

 とても信用できないのだが…!
 

 

トランプ大統領からのメッセージ!
 今月9日から11日まで米韓首脳会談が行われていた。
 アメリカのトランプ大統領と韓国の文在寅大統領が、アメリカで会談したのだ。
 
 最近ギクシャクしていた米韓関係。その理由は文大統領が、対北朝鮮に入れ込み、北朝鮮寄りの姿勢を鮮明にしているからだ。
 
 特に国連による経済制裁を受けている北朝鮮のために、その制裁緩和を働きかけていた。そして「開城工業団地の再稼働」と「北朝鮮の観光事業の再開」をするべく、トランプ大統領に直談判していた。
 
 
 しかしその結果は無残だった。
 アメリカ側は北朝鮮が非核化する前に、経済制裁の解除をすることに消極的だった。そのため文大統領の申し入れを拒否したのだ。
 
 
 
 このことは2回目の米朝首脳会談が決裂した後、国連の経済制裁解除は「難しい」ということは当然のことだったが、どうやら韓国はその当然のことを理解していないようだ。
 
 
 ところでここにきて耳を疑うようなニュースが飛び込んできた。
 トランプ大統領から北朝鮮の金正恩委員長へのメッセージを文大統領が預かっているというのだ。
 
  
 
 
 筆者は思った!
 ウソつけ!
 
 
 どうしてトランプ大統領が文大統領にメッセージを託すんだ?大体、北朝鮮寄りの大統領を信用する訳がないだろう。
 
 
 それに北朝鮮との関係なら、ポンペオ国務長官が窓口になっている。それを差し置いて、文大統領にメッセージを依頼するだろうか?
 
 
 と…思ったら、韓国外交関係者のコメントだった(笑)。
 CNNは19日、韓国外交関係者の話として「文大統領が金委員長に渡すトランプ大統領のメッセージを持っている」と伝えた。
 2019年4月21日 中央日報より抜粋  ※赤字は筆者
 
 

 そしてその内容も秘密とのこと
 CNNは「このメッセージには現在の方針に重要な内容と米朝首脳会談に肯定的状況につながる内容が含まれているという」としたがそれ以上の詳しい説明はしなかった
 2019年4月21日 中央日報より抜粋  ※赤字は筆者
 
 
 やっぱりウソなんだろう(笑)!
 
 
 
 
 
北朝鮮と直接のやり取り!
 
こういう記事はあったが、
 
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日(現地時間)、米国のドナルド・トランプ大統領との首脳会談で「近く南北首脳会談を推進する計画」と説明した。これに対してトランプ大統領は「南北首脳会談を通して、あるいは南北接触を通じて韓国が把握する北朝鮮の立場をできるだけ早く教えてほしい」と要請した。
 2019年4月12日 中央日報より抜粋
 
 
 つまり今度金正恩と会ったらその模様を教えてね、と言っているだけだ。
 
 どこにも「メッセージを託した」などない。
 
 
 大体、米朝首脳会談は実質2分で終わっている。それなら文大統領にメッセージなど託す訳がない。

 
それにトランプ大統領は金正恩委員長に直接メッセージを送っている

 
メッセージがあれば、直接伝えるだろ。
 

 やはりトランプ大統領のメッセージを預かったという文政権の外交関係者のコメントは嘘であると言わざるを得ない。

 
 
 そんな小細工ばかりやっているから、アメリカと北朝鮮の両方から信用されなくなるんだよ(笑)。
 
 
 
 
 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 
 
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