・亀井静香がひっそりと引退した
・彼の30年前の発言は現実化している
・そして…ありがとう!亀井静香!
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※私は1950年代から80年代までの
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最近のニュースはすっかり選挙が一番になった。今回の選挙は色々な意味でビックリさせられた。
何といっても一番大きなニュースは民進党が実質的に解党したことだ。民進党は賞味期限切れとはいえ、野党第一党であり、自民党、特に安倍政権への対抗馬の一番手だった。しかし蓮舫代表が変わって、前原新代表になったは良いが、頼みの山尾志桜里幹事長はスキャンダルで失脚した。
そのため民進党は支持率の回復には至らなかった。
そこに降って湧いた今回の解散総選挙。安倍自民党は民進党の低支持率、小池新党(希望の党)の準備不足、自身の支持率の回復傾向の状況を鑑み、来年12月までの任期を考えて解散に踏み切った。
一部からは大義なき解散と言われている。
ところで今回ひっそりと引退した議員がいた。
その名を亀井静香という。
◎哀愁の亀井静香
亀井静香は元自民党の議員で、大臣経験もあり、党3役の経験もある。一時は自民党総裁選挙にも出馬した、自民党の有力議員だった。
しかし近年はその名を聞くことも稀になった。
何といっても2005年の郵政解散が大きい。郵政民営化の是非を争点にした解散総選挙で、小泉政権が大勝した。その時に反対の急先鋒だったのが亀井氏だった。
その時には自民党にいられなくなり、自民党から出て国民新党を作った。その後、色々な政党を作っては潰し、最後は無所属となっていた。
因みに政党の変遷については「自民党」→「国民新党」→無所属→「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」→「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」→「日本未来の党」→「みどりの風」→無所属
となっている。
その間、スポットを浴びたのが民主党政権(鳩山政権)の時、国民新党の代表として、政権に注文を付けていた時だ。当時は衆議院では圧勝していた民主党だったが、参議院では過半数を持っていなかった。
参議院では社民党と国民新党の連立をすることで、何とか過半数を確保していたのだ。
つまり国民新党の了解がなければ法案が通らなかった。そのため亀井氏にスポットが当たっていた。
しかしそれも一時的に…だ。
2009年の8月の総選挙で政権を獲得した民主党だったが、翌年7月の参議院選挙では大敗し、国民新党の協力は意味がなくなる。
それ以来、民主党においても国民新党(つまり亀井氏)には冷たくなる。
その後、国民新党からも離脱して無所属で活動することになる。一時は自民党の総裁候補になった政治家としては悲しい末路である。つまり2005年以降の12年間、ほんの数か月を除いて日陰暮らしを続けていたのだ。
さぞ辛かっただろう。
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◎亀井静香の慧眼!
ところでなんで長々と亀井静香のことを書いていたのかというと、彼の慧眼を紹介したいからだ。それは1986年のことだ。
当時の状況は中曽根政権だった。中曽根政権はこの年7月の衆参ダブル選挙で大勝し、任期を延長していた。当時の中曽根および中曽根に近いタカ派政治家は我が世の春を謳歌していた。
しかし中曽根首相は1985年の靖国神社公式参拝時に、中国韓国からの反発を受けて消極的になった。それに対してタカ派政治家は不満を募らせていた。
さらに不満だったのは1982年の教科書問題だった。周辺国からの干渉を受けて反発する雰囲気があった。
この年も日本の教科書採択に関し、中韓との関係悪化が顕著になっていた
そういう状況で亀井氏は韓国の大使に対してこう発言した。
※1986年10月29日朝日新聞夕刊1面 ※赤字は筆者
韓国大使に暴言 「干渉続けば戦争」
情報が錯綜しているが、亀井氏はこのように発言したようだ。
(現在は日本韓国共にアメリカとの同盟関係があるので歯止めになるが)今後もこの関係が続くかわからない。歯止めがなくなると(教科書問題のような干渉があると)両国間でストレスが溜まり、危険なことになりかねない。
と、韓国大使に発言した。
つまり日米および米韓の同盟関係があるので、現在(1986年当時)は大きな問題になっていないが、それの枠組みも将来なくなるかもしれない。
その時にこんな内政干渉が続くと、日韓間でストレスが溜まって取り返しがつかない事態になるぞ。
と言っているのだ。
まさしく現在の状態を予言しているかのようだ。
もちろん日韓で戦争をする事態とは思わないし、日米および米韓の同盟関係は歯止めとして機能している。
しかし日本および韓国の両国民はかなりストレスが溜まっていると思う。特に日本国民に。
亀井氏の言う通りに、韓国が反日行動をエスカレートさせることで、日韓間にストレスが溜まっている。それを制御できなくなった時にはどういう状態になるか?
そろそろ韓国側も考えた方が良いだろう。
少なくとも日本側は韓国に譲歩することはない。もう日本国民はそんなことを許さない。
亀井氏が約30年前に予言したことは、現在その通りになっている。
最後に亀井氏には御礼を申し上げる。
彼は民主党政権の時に国民新党で連立に参加していたことは先に書いた通りだが、その時民主党政権が実現しようとした政策の一つに「定住外国人への地方参政権の付与」がある。
つまり在日コリアンに地方参政権を与えるのだ。
この政策は実現しかかっていた。
何故なら民主党の政権公約に明記されていたし、連立仲間の社民党はもちろん賛成、さらに野党公明党も賛成だったのだ。
そこに立ち塞がったのが亀井氏だった。
彼は連立政権内で絶対反対を唱え、結局合意しなかった。そのうちに参議院選挙で民主党が敗北して、実現できなくなった(実は公明党が協力すればできたのだが、自公の枠組みが壊れることを恐れ、公明党は踏み出せなかった)。
そういう面では筆者は亀井氏には恩義を感じている。実は政策的にはあまり賛成できない政治家だが、最後の最後で在日コリアンへの地方参政権付与を阻止したのは、亀井氏一人の手柄と言ってもよい。
そのために御礼申し上げる。
亀井静香よ!ありがとう!
そしてお疲れ様!
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