台湾総統選挙で蔡英文氏が大勝

日本人の好感度でも台湾は高い。他方、韓国は低い

その理由はやっぱり“あの”ことだ!

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 韓国と台湾の違いはどこから来るのか?

 

 

 

台湾総統選挙!

1月11日に台湾で総統選挙があった。

台湾は日本政府の見解によると国家ではなく一地方だ。
中国は自国の領土と宣言しているが、実質的には一国と変わらない。

 

筆者も台湾のことは一つの国だと思っている。

 

台湾は面積が約3万6千㎡で、日本(約38万㎡)の約1/10だが、
人口では約2300万人で、日本(約1億2千万人)の1/5という国だ。

 

面積こそ少ないが、人口が2千万人以上いる。アジアではそうでもないが、
ヨーロッパ諸国ではオランダ(約1700万人)、ベルギー(約1000万人)、
ポルトガル(約1000万人)等より多い。

 

その台湾で総統選挙があった。総統とは台湾のトップであり、
英語ではプレジデント(大統領)と表現される。

 

 

総統選の結果は与党民進党で現職の蔡英文氏の圧勝だった

 

報道によると過去最多の800万票以上を獲得。
野党国民党の韓国瑜氏は約550万票だったが、それに対して圧勝した。

また前回選挙では66%程度だった投票率も、今回は74%となり、
国民の強い関心を示した上での圧勝だった。

 

 

因みに争点は中国との距離だった。

野党の韓氏は中国との関係改善を訴えて選挙戦を戦ったが、
蔡氏は中国への対抗姿勢を露わにした。

 

これに香港での民主化デモの弾圧を目の当たりにした台湾人が、強い危機感を持った。
それで蔡氏の毅然とした態度を支持して圧勝につながったという。

 

 

ところで今回、台湾総統選挙のことを指摘したいのではない。

台湾と韓国では、日本人の態度が明らかに違うことに言及したい。

 

 

 

 

 

日本人からの好感度!

 現在、日本と韓国は国交正常化以来最悪と言われている。

そして筆者もそう感じている。

 

 日本と韓国とは1965年に正常化して以来、活発な交流を続けてきた。
普通に考えるとそのような状況が続けば、国民間の関係は良くなると思われる。

 

 ところが日韓では付き合えば付き合うほど悪くなっている。

 数年前は日本における韓国への好感度は高くなっていた。

 韓流ブームなどで韓国のイメージが良くなり、そして韓国への訪問客も多くなった。

 

 それなのに少なくとも最近は、日本人の、韓国への好感度は高くなっていない。
それどころかむしろ低迷していると言えるだろう。

 

 

 例えば最近の調査では、日本人の韓国への好感度は3番目に悪く、
66%が「嫌い」と答えている

 

 因みに「嫌い」の順位で言うと、1番は北朝鮮(82%)、
2番目は中国(71%)であり、その次が韓国だ。
そして北方領土問題を抱えるロシアは4番目(53%)だった。

 

 元々、共産陣営に所属していた「北朝鮮」や「中国」への嫌悪感は当然と言える。
特に拉致問題やミサイル問題を抱える北朝鮮、尖閣諸島での挑発を繰り返す中国などは
「嫌い」の順位としては妥当と言えるだろう。

 

 しかし西側陣営に属し、少なくとも友好関係にあった韓国が3位というのは衝撃だ。
特に比率でみると、中国と韓国の差が5ポイントしか離れていない

 これは深刻な事態だろう。

 

 

 他方、台湾への好感度はこれとは対照的だ。

 「台湾への親しみを感じる」という日本人は約78%になる。
約8割の日本人が台湾へ好感度を持っているのだ。

 

 さらに最も親しみを感じるアジアの国・地域でも台湾は約55%でトップとなっている。
2位はタイ(約16%)を大きく引き離して、圧倒的なトップだ。
因みに韓国は3位(約14%)だった。

 

 

 このように韓国と台湾では、日本人の好感度は段違いだ。

 そして先に韓国への日本人の好感度が非常に低いことを、
筆者は「衝撃」という言葉を使ったが、実はそうでもない

 

 昨今の日本人の韓国への対応を見ていると「さもありなん」と思うからだ。

 

ところでどうして日本人は両者への好感度がこんなに違うのだろうか?

 

 

 

 

 

台湾と韓国への好感度の違いは唯一の理由

 台湾も韓国(朝鮮)も戦前の日本に統治されていた。

 これは両方ともある種の強制があった。もちろん筆者は両方とも合法であるし、
なんら問題ないとは思っている。さらに両者とも発展させたという自負も持っているが、
彼らからすると気持ちの良い体験ではなかったはずだ。

 

 しかし先に書いたように、日本人の、韓国への印象は最悪であるし、
台湾への印象は非常に良好だ。その違いはどこから来るのか?

 

 

 それは反日の

 韓国は日本に対して繰り返し反日をしている。
「慰安婦」「靖国参拝」「旭日旗」「徴用工」等々、
韓国の反日ネタは留まることを知らない。
それに対して日本人が怒りを爆発させ、韓国へのイメージダウンになっているのだ。

 

 他方、台湾では反日行動が全く見られない。

 もちろん個人レベルでは反日行動をとっているだろうが、全体ではそうではない。
むしろ東日本大震災の時の対応など、日本人が感謝する行動がたくさんある。

 

 

 このように反日行動をするかどうかで、韓国と台湾との、
日本人のイメージの差が生まれているのだ。

 

 そしてそれは当たり前のことだ。

 反日とは「日本への嫌がらせ」だ。そんな行動を繰り返し行っていれば、
その国のことを嫌いになることは当たり前だろう。

 

 台湾と韓国に対する日本人のイメージの違い。それは結局当たり前の結論となる。

それは反日の有無

 

 そしてこの傾向が続けば、ますます差は開いていくだろう。

 韓国は「嫌い」に、そして台湾は「好き」に。

 

 まあ、両者とも旧共産圏と対峙しているので、日本やアメリカとの関係は重要だろう。
その一方の当事者(日本)の国民から嫌われるかどうかは、ある面非常に重要と言えるだろう。

 

 そして嫌われることは外交上マイナスになる。そして韓国にとって大きなマイナスと言える。

しかしそれも自業自得と言えるだろう。

 

長年に渡って、反日教育をしていたのだから。

 

 

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?