日本で加速するワクチン接種!

しかしワクチンが足りないという報道が…。

これは嘘だ。ワクチンは足りている。その根拠は?

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 新型コロナワクチンは不足していない!

 

 

ワクチン接種!
現在、世界中に被害を巻き起こしている新型コロナ。
2020年の早々から中国を発端に拡大し、世界中に広がっている。
そして世界中の国がコロナを終焉させるために努力をしている。

 新型コロナは非常に感染力が強く、さらに多くの変異株が生まれる。
それ故に対策をとっても、それをすり抜ける変種が生まれ、
まさにイタチごっこの様相を呈している。

 

 しかしそこに微かな希望が生まれてきた。
新型コロナのワクチンが開発されたのだ。

 現在、世界中の国々はワクチン確保と接種を競っている。

 ワクチン接種が進んでいるのがイスラエルだ。
約6割の人が接種を完了し、日常が戻ってきている。

 その他にもアメリカやイギリスなどの欧米諸国が高い接種率を誇る。

 他方、南米などでもワクチン接種が進むが多くが中国製であり、
その効果は疑問視される。
事実、南米のチリは世界でもトップクラスの接種率を誇るが、
感染拡大がなかなか収まらない。

 

 このような状態の中で日本はというと、ワクチン接種では出遅れていた。
しかし最近ではやっと接種が進んできた

 

 人口当たり約25%が1回目の接種をして、約14%が2回目の接種をした。
特に高齢者では2/3が第1回目、1/3が第2回目を終了。
高齢者は重症化しやすく、そのため病床をすぐに圧迫する。
その高齢者の多くが接種することで、医療崩壊を未然に防ぐ。
高齢者接種の進展は医療従事者(9割以上が接種完了)と相俟って、
医療現場を守ることに繋がるだろう。

そういう意味ではまだまだ欧米国とは開きがあるが、
接種が進むにしたがって、徐々に日常が戻ってくるだろう。

 

 ところでここで問題が起きている。

 ワクチンが不足しているというのだ

 

 

 

 

ワクチンの不足!

 このところ1日100万回程度の接種が進んでいたが、
そのワクチンが不足しており、接種に支障をきたしているという。

 朝日新聞では「ブレーキかかるワクチン接種」として、
一部では新規接種予約を停止したという。


 新型コロナウイルスのワクチン接種が加速するなか、ワクチンの供給不足を理由に新規予約を停止する自治体が続出している。

 ※202173日朝日新聞  赤字は筆者

 

 また愛媛県などでは7月からワクチンの供給量が4割減となる


愛媛県は1日、新型コロナウイルスのワクチンについて、医療従事者と高齢者以外の人に向けた第9弾の約64千人分が、5日と12日の週に国から供給されると発表した。 ~略~  県全体では、6月下旬の第8弾から42%減となる


※202172日 朝日新聞  赤字は筆者

 

 日本のワクチン接種は出だしこそ、欧米に遅れたものの、
その後の接種スピードはなかなかのものだった。

 だがそれに急ブレーキがかかったとなれば見過ごせない。

 

 しかしこの記事は本当だろうか?
筆者は疑問を持っている。

 なぜならワクチンが足りない訳が無いからだ!

 

 

 

 

ワクチンの供給量!

 ワクチンは政府から地方自治体に配送される。
その量は厚生労働省のサイトに掲載されている


 

 ワクチンの供給は「箱」で行われるが、
1箱には195バイアル入っている。
そして1バイアルでは5~6回の接種ができる。
この5~6回とは注射器によって変わってくる。
政府は5月より6回接種の注射器を配布している。
つまり5回接種なら1箱で975回(195×5回)、
6回接種なら1170回(195×6回)の接種ができる。

 

 そして政府は4月から7月までの間を10クールに分け、
個々のクールごとに配送数を決定している。

  具体的には
第1クール   100(4月5日の週)

  第2クール   500(4月12日の週)

  第3クール   500(4月19日の週)

  第4クール  5,741(4月26日の週)

  第5クール  16,000(5月10日の週、5月17日の週)

  第6クール  16,000(5月24日の週、5月31日の週)

  第7クール  13,500(6月7日の週、6月14日の週)

  第8クール  16,000(6月21日の週、6月28日の週)

  第9クール  11,000(7月5日の週、7月12日の週)

  第10クール 10.600(7月19日の週、7月26日の週)
合計で89,941となっている。

 そして第6クールから6回接種の注射器を配布したと仮定する。
厚生労働省では第5クールから配布したとなっているが、
 すぐに全てで配布されたとは考えにくいので、第6クールからとして計算した。

 

 そうすると第8クール74日)までに68,341配送された。
接種回数で75,504,975となる。

  同じ内容を動画にしているが、それは6800万回としている。
その理由は第4クールの数値を5471箱ではなく、4000箱で計算したからだ。
厚生労働省の書き方では1741箱が4000箱に含まれると思ったが、
それは筆者の勘違い174140005741箱が正しい。
だが動画の内容を否定するものではないので、動画はそのままにする
しかしブログでは約6800万回ではなく、約7500万回と訂正して記述する。

 

 7500万回!これが7月4日までのワクチン供給量だ。

 

 

 

 

ワクチン接種回数!

 ではワクチンの接種回数はどうか?

 本日(7月5日)時点では7月4日までの数字が出ている。
それによると49,122,947となっている。
ワクチン不足1



 つまり約7500万回の供給に対して、約4900万回の接種で
2600万回の余りが出ているのだ。

 

 実はこれだけではない
ここに引用した約4900万回の接種とは全ての接種回数だ。
つまり医療従事者も含むのだ。

 しかし医療従事者には別に供給されている。

 先の「厚生労働省の供給の見通しでも」一般と別に
医療従事者への供給が記載されている


つまり先の約7500万回の供給は、一般住民のみを対象としている。
では一般への接種回数はどのくらいだろう?

一般のみでは38,158,596となっている。
ワクチン不足2


つまり約7500万回の供給に対して、約3800万回の接種で
3700万回の余りが出ているのだ。

 これが7月4日までの供給と接種回数の差なのだ。

 

 

 

 

多量の余り!

 接種は順調に進んでおり、1日100万回に及ぶ。
そのために供給が追い付かないと思われるかもしれないが、
全くそんなことは無い。

 供給はしっかり行われており、そして7月も供給される。
7月には第9クールと第10クールがあるが、
先に示した通り、両方10,000箱を超える供給を予定している。

 因みにこれは予定通りであり、急遽減らした訳ではない。

 実際に6月3日に厚生労働省で作った資料にはそう書いてある。
右下の数字をご覧ください。


 

 ワクチン接種は紆余曲折ありながらも、加速していると言えるだろう。

 

 最後にもう一度書いておく。

 第8クール(7月4日)までに
供給量は約7500回分、接種は約3800回分

 3700回分が余っている

 

 これがどこにあるかはわからない
しかし地方自治体間で偏在していることも考えられる。

 地方自治体は高齢者が終わっても、全世代に接種を進めなければならない。
それなら現在確保している当面は使わないが、近い将来に使うものは
極力手元に抑えておこうと思うだろう。

 その考えは理解できるが、現在は平時ではない。
それなら自治体間で融通し合うのが筋ではないか?
自分たちの地元だけ良くて他の地域を蔑ろのするのは
あまりにも無責任である。
とくにこういう非常時には十分考えるべきではないか?

 

 最後にもう一度書く。
ワクチンは不足していない

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?