ワクチン接種が遅れているといわれる日本!

舛添氏がその問題を指摘!

しかし筆者には疑問がある!

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筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?

 

 

 

舛添要一の言い分は信じられない!

 

 

ワクチン接種!

 現在世界的に猛威を振るう新型コロナ。
昨年来、多くの国で自粛生活を強いられている。

 最近は特に変異型ウィルスが入ってきている。
変異型はこれまでより感染力があり、若年層でも重症化するなど、
ステージが変ってきている感じがする。

読売新聞によると

N501Yが該当し、従来型に比べて感染力が1・7倍に高まるなどの報告がある。N501Yは、政府が特に警戒し全都道府県が検査している変異で、英国型、南アフリカ型、ブラジル型、フィリピン型に共通する。

 4月28日 読売新聞より抜粋

 などとしている。

 

 ところで一時的に感染を抑制していた国でも
この変異型ウィルスには被害が出ているようだ。

 例えば新型コロナの優等生だった台湾でも感染が広がっている


 台湾当局は16日、新型コロナウイルスの感染者が207人確認されたと発表した。海外で感染した症例が1人で、残りの206人は全て台湾域内で感染した。3日連続で過去最多を更新した。

 5月16日 日経新聞より抜粋

 

 まあ207人では日本と比べれば圧倒的に少ないが、
これまで死者数だけでなく、感染者もほとんど抑えていた台湾でも
感染拡大は抑えられていない。

 

 こういう中で世界は2極化が進んでいる。
ワクチン接種が進んでいる国と進んでいない国だ。

ワクチン接種が進んでいる国では日常生活を取り戻しつつある。
マスクを外し、レストランで食事をし、ライブに行き、買い物をし、
つまり新型コロナ以前の生活が戻りつつあるのだ。
例えばイスラエルやイギリス、アメリカなどがそうだ。

 しかしそうじゃない国もある。
それがワクチン接種が進んでいない国だ。

 ワクチン接種が進んでいない国は
むしろコロナの対応が評価されていた国が多い。
例えばニュージーランドやオーストラリア、韓国や先程の台湾など。

 これはワクチンを開発した国が自国への投与を最優先したこと、
そして対策がうまく行った国にはワクチンが多少遅れてもいい
という考えもあり特にヨーロッパでは輸出を制限していた。

 例えば今年3月にはイタリアがオーストラリアに
輸出されるワクチンを差し止めしていた

 

 イタリア政府は4日、国内で製造された製薬大手、

アストラゼネカのワクチンのオーストラリアへの輸出を

差し止めたと発表しました。

 3月5日 NHKより

 

 このような状況であるが、日本もある程度コロナ対策が
うまく行っていたと思われているので、ワクチン確保には苦戦していた。

 しかし419日の週から定期的に入り、徐々に接種が進んでいる。

 そしてGW明けからは確保ができ、本格的に接種が進んでいる。

 

 だが予約をするために電話がつながらないなどの混乱もあり、
未だにうまく行っているようには見えない

そして菅首相が約束した
7月末までに高齢者3600万人への接種完了に対して
疑問の声が上がっている。

現在(517日)の接種は
医療関係者 
5,131,157514日現在)

       (1回目:3,467,488回、2回目:1,663,669回)

 高齢者    981,249516日現在)

       (1回目:913,245回、2回目:68,004回)

 となっている。

 

 医療関係者は約480万人いるが、
1回接種でもその2/3となっている。

 それに対して国民の評価は「非常に遅い」と憤っている。
菅政権の支持率は33と低下している

その支持率低下はワクチン接種が遅いことも理由の一つだ。

 厳しい評価の背景には、ワクチンへの不満があるようだ。他の先進国と比べた接種の遅れについて、政府の「責任は大きい」は66%で、「それほどでもない」は28%。接種が始まっている70歳以上で73%60代は80%が「責任は大きい」と答えた。

516日 朝日新聞より抜粋  赤字は筆者

 

 このように厳しい評価があるようだ。
さらにこのような状況でも東京五輪を強行しようという
菅政権への不満もあるようだ。

 コロナ禍の中での東京五輪・パラリンピック開催について、菅首相は「国民の命や健康を守り、安全安心の大会を実現することは可能」と繰り返している。この発言には「納得できない」が73%、「納得できる」は20%だった。内閣支持層でも49%、不支持層では92%が「納得できない」と答えた。

516日 朝日新聞より抜粋


このような状況で元東京都知事の舛添要一氏がツィートした。
それは菅政権の政策を酷評するもので、
自身の接種が9月までにずれ込むというのだ。

 

 

 

 

舛添要一のツィート!

 舛添要一氏は72歳なので、7月末までの接種完了対象となっている。

その舛添氏は東京の世田谷区に在住している。
 そこでネットで予約できるようになった514日に
 ネットと電話でワクチン接種の予約を行った。

その結果は驚愕するものだった。
 なんと第1回目の予約は821日。2回目は9月以降となる。

菅首相が7月末までに接種を約束したのに、
実際には第1回目で8月下旬だ。これはまったくの失敗ではないか


舛添氏もそのようにツィートしている。

ワクチン接種予約:やっとネットが繋がった。第一回目が最速で821、直ぐに予約。2回目はまたネット・パンクで予約できず。7月末までに高齢者の接種完了と豪語した菅首相、これが現実だ。86%の自治体が首相の希望に応えると言ったが、人口93万人の世田谷区は無理だ。完全な政府の失敗である

赤字は筆者

 

 舛添氏はこのことをテレビでも主張。
5
16日の「ABEMA的ニュースショー」に出演し、

「やってみればわかる。まず、電話がつながらない。ネットもつながらない。朝から晩までそれをやっているわけにはいかない。私は空いた時間でたまたま繋がったけど、一番早くても821日ということ。7月末なんて、嘘。2回目は911日からということだが、これは全然ダメだ」

などと発言した。

 

 舛添氏は上記の通り、東京都世田谷区に住んでいるようだ。
世田谷区は人口が約92万人。うち高齢者は185千人
 ※2021年4月現在

 
このため多くの人が7月末には間に合わないのではないか?と思われる。

 しかしこの話に筆者は疑問がある。
なぜなら筆者の親は接種が済んでいるからだ

 

 

 

 

筆者の目撃談!

 筆者は50代だが、幸いなことに両親は健在だ。
そして両親とも今回は接種対象となっている。

 年齢は父85歳、母80歳だ。

 筆者が住んでいるのは舛添氏とは違うが、同じ東京23区である

 その筆者は一昨日(516日)に母の付き添いで接種を体験した
もちろん筆者は接種していないが、間近で全て拝見した。

 

 筆者が向かったのは区の体育館。
そこに1930からの接種に向った。
夜で暗いこともあり、筆者も付いて行くこととなった。

 接種会場ではつき添いOKなのでそのまま付いて行った。

 中に入ると多くの人がいた。
大体、
200ほど(スタッフは除く)。
ほとんどが高齢者故に筆者の様な付き添いがいたので、
実際には半分くらいが接種を受けたかもしれない。

 

 中に入ると「受付」「問診」「接種」「経過措置」の順で行い、
それが終わると終了となる。
全部で
45ほどだった。

<受付(待ち時間:5分)>
体育館は2階にあるので、そこに上がる。
体育館内には受付があり、そこでチェックを受ける。
一応の検温と書類のチェック。
書類は「予診票」「接種券」「身分証明証」。
予診票にはあらかじめ必要事項を記載しておく。

 

<問診(待ち時間:15分)>
問診の場所は7か所あったが、実際に稼働していたのは5か所。
大きさは電話ボックスの3倍くらい。
そこで医者から問診を受けるが時間は
ほど。
待ち時間は長いが、筆者が行ったときは30人ほど待っており、
それを考えると大して長くない。
筆者の番号は「59番」だったが、着席の瞬間「30番」が呼ばれた。

 

<接種(待ち時間:10分)>

 すぐ隣にある接種場所(同じ体育館内)に
問診と同じブースがあり、その中で接種をした。
接種時間は
ほど。
その後、接種券を提出して終了したが、
そのまま体育館内に留まり
15経過を見るように言われた。
人によっては30分となっていた。

 

<経過措置(待ち時間15分)>

 待ち時間にやることは無いが、次回の予約を受け付けてもらった
そこには大学生のような若い男女が数名おり、
彼らがスマホで聞き取りながら予約作業をしていた。

 今回接種を受けたのは高齢者なのでスマホができない人がほとんど。
そのため多くの人が予約を頼んでいた。

 筆者も母のための次回の予約を彼らに頼んだ。
その方が手っ取り早いので。

 次回は6月6日に決まった。

 つまり私の母は66日には2回目接種が終わる

 そして母と同時期に接種を受けた高齢者たちも
6
6日に2回目を受ける予約をしていた。

 

 因みに父(85歳)は523日(日)に接種し、
そして多分、6月中旬頃には2回目を受けられるだろう。

 

 参考までに母親の接種後経過は良好で、全く問題なく生活している。

 

 

 

 

舛添氏の言い分!

 このように舛添氏の言い分とは違い、筆者の体験では
ワクチン接種は非常に順調に進んだ
最後に待ち時間が余ったのでスタッフに
「1日何人くらいの接種をする?」と聞いたところ

 1,000との返答を得た。

 筆者が見たのは1時間に満たない時間だったが、
それでも多くの人の接種を見たのでそれが誇張でないと思う。

 まあ舛添氏は予約のことを言っているので、
筆者の体験とは直接比較ができないが、
舛添氏の言い分で気になった所がある。

 

 それは予約開始が遅いのではないか?ということだ。

 例えば筆者の住んでいる区では
高齢者向けには419に案内を郵送し、
4
23から(85歳以上の)予約の受付を行った。

 確かにこれは繋がりにくかったが、それでも世田谷区とはだいぶ違う。

 舛添氏の言い分では世田谷区は514から予約しているようだ。
それでは20も違う

 

 さらに気になるのは最初の予約が8月になるということだ。

 筆者の感覚ではそれが理解できない。

 筆者の区では先に書いたことと重複するが、

・予約開始:423日(80歳以上は426日)

・接種開始:56日(1か所のみ)

・接種拡大:511日(5か所に拡大)となっている。

 一応この5か所で1週間7800の接種をする予定になっているが、
実際にはこれよりかなり多いと思う。

 というのも昨日、筆者が訪問した体育館は
週に3500回(1500回)の接種をする計画となっている。

 しかし1日で1000回の接種をすることを考えれば、
予定接種数より大幅に増えている。

 実際には毎日ではなく週2日休んでいるので、
1
1000回でも週5000回になるが、
1
日当たりに均すと約700回。予定より4割多くなる

 

 非常に単純な計算だが、
7800回、つまり11100回の接種回数を
4割増やして11500回。
これを7月末までの80日間(511日からで計算)をかけると

 1500×80日間=12万回となる。

 因みにうちの区の高齢者数は55千人
2
回接種で11万回となり、余裕で7月末に終わる

 因みにこの計算の前提は
5か所のみ(511日時点)で接種した場合だ。

 わが区ではこれ以外にも病院で接種を進めている。
しかしまだ病院では数が少ないことから加えていないが、
今後は接種も増えるだろうから、7月末どころか
もっと前倒しされる可能性がある

 

 そう考えると、舛添氏の言い分は益々おかしくなる

 

 

 

 

世田谷区の失敗ではないか?

 こう考えると問題は世田谷区にあるのではないか?

 今回舛添氏は514日に予約したというが、

 うちの区は423日である。

 その差は何なのか?

 

 確かに人数の差はあるだろう。
世田谷区とは高齢者数で3倍違う
しかしそれだけか?

 それでも予約開始と接種開始が遅くなるのはおかしいのではないか?

 

 いずれにせよ、全く違う場所ならわかるが、
同じ東京23区でそこまで対応が違うのはどうしてか?

 なぜうちの区では7月末が余裕で守れて、
世田谷区では9月にならないと終らないのか?

 単なる人数だけではなく、予約開始や接種開始が遅れたのはなぜか?

 

 そう考えると答えは簡単ではないか?

 世田谷区が失敗したのだ!

 

 もしくはもう一つ答えがある。
それは舛添氏がドンくさかったからか?

 

 

 

筆者は昔、朝日新聞のエース記者のファンでした。
 そんなお花畑が、目覚める
キッカケとは?